コービス

コービス錠はβ遮断薬と呼ばれる薬剤グループに属しています。高血圧症、狭心症（心臓関連の胸痛）、不整脈の治療に用いられます。また、将来の心臓発作や片頭痛の予防にも役立ちます。

コービス錠は甲状腺機能亢進症による症状の緩和にも使用されます。単独または他の薬剤と併用して処方される場合があります。投与量と頻度は使用目的と症状の重症度によって異なります。空腹時または食後に服用可能ですが、最大の効果を得るためには毎日同じ時間に規則正しく服用してください。この薬の完全な効果が現れるまでには数週間かかる場合があり、生涯にわたって服用を続ける必要があるかもしれません。しかし、体調が良くなっても服用を続けることが重要です。高血圧のほとんどの人は自覚症状がなく、服用を中止すると症状が悪化する可能性があります。

この薬の主な副作用は、疲労感、頭痛、心拍数の低下、めまい、吐き気などです。これらは通常軽度で一時的なものです。また、一部の人では呼吸困難や低血圧を引き起こす場合があります。副作用のリスクを減らすため、医師は低用量から開始し徐々に増量することが一般的です。副作用が気になる場合や治まらない場合は医師に相談してください。

服用前に肝臓に問題がある場合は医師に伝えてください。心拍数が遅い人、重篤な循環器疾患、重度の心不全、低血圧の人には適さない場合があります。妊娠中または授乳中の方は服用前に医師に相談してください。血圧を定期的にチェックし、この薬が適切に効果を発揮していることを確認する必要があります。アルコール摂取は特定の副作用を増強する可能性があるため避けてください。