製品概要
アゴプレックスは、アゴメラチン(25mg)を有効成分とする錠剤です。メラトニン受容体とセロトニン受容体に作用する新規抗うつ薬であり、成人の大うつ病性障害(MDD)の治療に用いられます。持続的な悲しみ、日常活動への興味喪失、食欲や体重の変化、睡眠障害などの症状緩和に効果を発揮します。
効能・効果
アゴプレックスは主に成人の大うつ病性障害(MDD)治療に使用されます。脳内の神経伝達物質、特にセロトニンとメラトニンのバランスを調整することでうつ症状を改善します。また、医師の判断により他の気分障害に対する適応外使用が行われる場合もあります。
用法・用量
アゴプレックス錠は通常、1日1回、毎日同じ時間に食事とともに経口摂取します。錠剤は水でそのまま飲み込み、噛んだり砕いたりしないでください。効果を維持するため、症状が改善しても医師の指示通りに継続服用することが重要です。
作用機序
アゴプレックスはメラトニン受容体作動薬およびセロトニン受容体拮抗薬として働きます。これらの神経伝達物質の活性を調節することで、うつ病患者で乱れがちな気分と睡眠・覚醒リズムを整えます。この独自の二重作用機序により、従来の抗うつ薬とは異なるアプローチで症状改善をもたらします。
投与量と用法
アゴプレックスの標準投与量は1日25mgで、就寝時の食事とともに経口摂取します。治療反応や患者の状態に応じて医師が用量を調整する場合があります。副作用リスクを最小限にするため、処方量を超えないよう注意してください。
効果・メリット
- 成人の大うつ病性障害(MDD)に有効
- セロトニンとメラトニンの神経伝達物質バランスを調整
- 持続的な悲しみや睡眠障害などうつ症状を緩和
- 1日1回の服用で便利
- 従来の抗うつ薬が無効な患者への代替治療オプションとなる可能性
主な副作用
アゴプレックスの一般的な副作用には、吐き気、頭痛、めまい、倦怠感、胃腸障害などがあります。これらの副作用は通常軽度から中等度で、体が薬に慣れるにつれて軽減していきます。ただし、持続または悪化する場合は速やかに医師に相談してください。
注意事項
アゴプレックスは他の薬剤(特にSSRIやMAOIなどセロトニン系に作用するもの)との相互作用に注意が必要です。服用開始前に、使用中の全ての医薬品・サプリメント・ハーブ製品を医師に報告してください。
警告
アゴプレックスは25歳未満の若年成人において自殺念慮や行動のリスクを増加させる可能性があります。治療開始初期や用量変更時は特に注意深い観察が必要です。また、眠気やめまいを引き起こす可能性があるため、アルコール摂取や運転・機械操作は控えてください。
保管方法
アゴプレックス錠は室温で湿気や熱を避けて保管してください。子供やペットの手の届かない場所に保管し、浴室やキッチンシンク近くなど湿気の多い場所は避けてください。未使用・期限切れの錠剤は地域の規定に従って適切に廃棄してください。
免責事項
当社は専門家監修による正確で信頼性のある情報提供を目的としていますが、ここに含まれる情報は資格ある医師の助言の代わりとなるものではありません。記載内容はあくまで参考情報であり、全ての副作用・薬物相互作用・警告を網羅するものではありません。疾病や医薬品に関する疑問点は必ず医師に相談してください。本情報は医師と患者様の関係を補助するもので、代替するものではありません。