製品概要
エトフォードは有効成分エトリコキシブを含む医薬品です。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類される薬剤で、変形性関節症、関節リウマチ、強直性脊椎炎、痛風性関節炎などに伴う疼痛や炎症の緩和を目的として処方されます。シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)酵素の働きを阻害することで、炎症や痛みを軽減し、患者さんの生活の質(QOL)向上と可動域の改善に貢献します。
効能・効果
エトフォード錠は主に以下の症状の疼痛・炎症緩和に用いられます:
– 変形性関節症( osteoarthritis)
– 関節リウマチ( rheumatoid arthritis)
– 強直性脊椎炎( ankylosing spondylitis)
– 痛風性関節炎( gouty arthritis)
関節の痛み・硬直・腫れによって日常生活に支障を来すこれらの症状を抑えることで、患者さんの機能維持をサポートします。
用法・用量
1回1錠を水とともに経口服用(食後投与で胃腸障害リスク低減)。医師の指示通りに服用してください。錠剤は砕いたり噛み砕いたりせず、そのまま服用します。服用を忘れた場合、気づいた時点で速やかに服用しますが、次の服用時間が近い場合は忘れた分を飛ばして通常のスケジュールを継続してください。
作用機序
エトフォードはCOX-2酵素を選択的に阻害し、疼痛・炎症の原因物質であるプロスタグランジンの産生を抑制します。これにより関節炎などに伴う炎症反応が軽減され、関節機能と可動性が改善。患者さんがより快適に日常動作を行えるようサポートします。
投与量・使用方法
推奨用量は症状や患者さんの状態により異なります:
– 変形性関節症/関節リウマチ:通常1日60mg(1回/日)
– 強直性脊椎炎:通常1日90mg(1回/日)
– 痛風性関節炎:症状に応じて調整
主治医が病歴や治療反応を考慮し最適な用量を決定します。
治療効果
- 関節炎に伴う疼痛・炎症の緩和
- 関節機能と可動域の改善
- 関節疾患患者のQOL向上
- 1日1回服用でアドヒアランス向上
主な副作用
一般的な副作用として、頭痛、めまい、吐き気、腹痛、消化不良、下痢などが報告されています。これらは通常一過性で、体が薬に慣れるにつれて軽減します。ただし症状が持続・悪化する場合は速やかに医師に相談してください。
使用上の注意
■心血管リスク:
高用量・長期使用で心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇する可能性があります。必要最小限の用量・期間で使用してください。
■消化器リスク:
胃腸潰瘍・出血・穿孔(重篤化する場合あり)を引き起こす可能性があります。NSAIDs過敏症の既往歴がある方、心疾患・消化器疾患のある方は使用を避けてください。
保管方法
室温(湿気・高温を避け)、直射日光の当たらない場所に保管。開封後も元の包装容器に入れて保存。小児・ペットの手の届かない場所に保管してください。
免責事項
当社は専門家監修による正確な情報提供を心がけておりますが、ここに記載する内容はあくまで参考情報です。医師の診断や指導を代替するものではありません。記載されていない副作用・相互作用・禁忌が存在する可能性があります。疾患や治療に関する疑問点は必ず主治医とご相談ください。本情報は医師と患者さんの信頼関係を補助する目的で提供しています。
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