製品概要
リスドンは、有効成分リスペリドンを含む医薬品です。非定型抗精神病薬に分類される薬剤で、主に統合失調症、双極性障害、および自閉症スペクトラム障害に伴う小児・青年期の易怒性の治療に用いられます。
効能・効果
リスドンは様々な精神疾患に処方されます。幻覚、妄想、思考障害など統合失調症の症状管理に広く使用されるほか、双極性障害患者の気分変動安定化や躁病エピソード軽減にも有効です。自閉症スペクトラム障害の小児・青年においては、易怒性や攻撃性の緩和に役立ちます。
用法・用量
通常、経口投与(食事の有無を問わず)されます。個々の症状や治療反応に応じて用量が異なります。医師の指示通りに服用してください。急な服用中止は離脱症状を引き起こす可能性があるため、医師に相談せずに中断しないでください。
作用機序
脳内のドーパミン受容体とセロトニン受容体の働きを阻害することで作用します。これらの神経伝達物質は気分・行動・認知機能の調節に関与しており、リスドンはその活動を正常化することで、精神病症状、気分不安定性、行動障害を軽減します。
投与量と用法
患者の年齢、病状、治療反応に基づいて用量が決定されます。通常は少量から開始し、耐容性に応じて漸増します。1日1回または2回の服用が一般的です。主治医が個別の必要性に応じて最適な用量を決定します。
治療効果
幻覚、妄想、気分変動、行動障害などの症状緩和により生活の質を向上させます。躁病エピソードや精神病症状の再発予防にも寄与し、患者の日常生活機能改善が期待できます。
主な副作用
眠気、めまい、頭痛、便秘、口渇、体重増加、食欲亢進などが報告されています。これらの副作用は通常軽度で、継続使用により軽減する場合があります。持続または増悪する場合は速やかに医師に相談してください。
使用上の注意
心血管疾患、糖尿病、てんかん等の既往歴がある場合は必ず医師に申告してください。高齢者の認知症関連精神病患者では脳卒中リスクが増加する可能性があります。高血糖や悪性症候群(NMS)といった重篤な症状が稀に発生するため、治療中は慎重なモニタリングが必要です。
保管方法
室温で湿気や熱源を避けて保管してください。小児やペットの手の届かない場所に保管し、浴室やキッチンシンク近辺など湿気の多い場所は避けてください。使用前には有効期限を確認し、期限切れまたは未使用の医薬品は適切に廃棄してください。
免責事項
当社は専門家監修による正確で信頼性のある情報提供を目的としていますが、ここに含まれる情報は資格を有する医師の助言を代替するものではありません。記載内容はあくまで参考情報であり、全ての副作用・相互作用・警告を網羅するものではありません。疾患や医薬品に関する疑問点は必ず主治医とご相談ください。本情報は医師と患者様の信頼関係を補助するもので、その関係を代替するものではありません。
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