製品概要
サアズは、有効成分スルファサラジン(500mg)を含む腸溶性錠剤です。腸内で薬剤を放出するように設計されており、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病など)の治療に主に使用されます。腸溶性製剤により、炎症部位である腸管へ薬剤を的確に送達することで、効果を最大化し副作用を最小限に抑えます。
効能・効果
サアズは潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の治療に適応されます。これらの疾患は消化管の慢性炎症を特徴とし、腹痛、下痢、直腸出血、体重減少などの症状を引き起こします。サアズは腸管の炎症を抑制し免疫反応を調節することで、症状の緩和と寛解導入・維持に効果を発揮します。
用法・用量
サアズ錠は多めの水で経口服用します。通常1日1~2回、医師の指示通りに服用してください。腸内での適切な薬剤放出を保証するため、錠剤は砕かずにそのまま飲み込んでください。服用が困難な場合、錠剤を半分に割ることは可能ですが、噛み砕いたりしないでください。
作用機序
サアズの有効成分スルファサラジンは、スルファピリジンと5-アミノサリチル酸(5-ASA)の化合物です。服用後、大腸内の細菌によって分解され、活性成分が遊離します。5-ASAは抗炎症作用を示し、腸管粘膜での炎症性メディエーターの産生を抑制します。スルファピリジンには抗菌作用があり、腸内の有害菌増殖を抑制します。これらの相乗効果により、炎症性腸疾患における腸管炎症の軽減と粘膜修復を促進します。
投与量と用法
サアズの投与量は疾患の重症度や患者様の反応によって異なります。成人の場合、通常1日2~4gを2回以上に分けて投与します。医師は患者様の状態や治療反応に基づき用量を調整する場合があります。治療効果を維持するため、処方通りに規則正しく服用してください。
効能
- 炎症性腸疾患の症状緩和と炎症抑制に効果的
- 腸溶性製剤により炎症部位へ的確に薬剤を送達
- 潰瘍性大腸炎やクローン病の寛解導入・維持に有効
- 1日1~2回の服用で患者様のアドヒアランス向上
主な副作用
サアズの一般的な副作用には、吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、めまい、腹部不快感などがあります。これらの副作用は通常軽度で一過性であり、継続使用や用量調整で改善します。まれに発疹、かゆみ、呼吸困難などのアレルギー反応が現れる場合があり、その際は直ちに医師の診察を受けてください。
警告・注意
スルファ剤やサリチル酸系薬剤に対する過敏症の既往がある患者様には慎重に投与してください。男性不妊症(可逆性乏精子症)を引き起こす可能性があるため、治療開始前に適切な説明が必要です。長期投与時には定期的な血液検査と肝機能検査が推奨されます。妊婦への投与は、有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ考慮してください。
保管方法
サアズ錠は室温で湿気や熱を避けて保管してください。光を遮断するため、元の包装のまま保管します。小児やペットの手の届かない場所に保管してください。
免責事項
当社は消費者が専門家監修による正確で信頼性のある情報を得られるよう最善を尽くしています。ただし、ここに含まれる情報は資格を持った医師の助言の代わりとして使用すべきではありません。本情報はあくまで参考目的であり、すべての副作用、薬物相互作用、警告を網羅しているわけではありません。疾患や薬剤に関する疑問点は、必ず医師に相談してください。本情報は医師と患者様の関係を補完することを目的としており、代替するものではありません。
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